女子の1月受験代表格「浦和明の星女子中学校」

都内2月1日受験解禁に先立ち、年明け早々には女子の力試し代表格、埼玉の「浦和明の星女子中学校」の入試が実施されます。1月受験は、2月受験校を第一志望に考えている家庭にとって前哨戦。1月に合格を手にすることによって、2月本番へのプレッシャーが和らぎます。合格確保のために親がすべきことは何かをご紹介します。

目次

女性のイラスト受験番号はとにかく若い番号を獲得すべし

浦和明の星女子中学校、例年1月14日に第一回目の入試が学校内で行われ、2月に桜蔭や女子学院などの難関校を受ける女子を中心に2000名前後の児童が受験します。

2000名前後の児童が一気に学校に集まるため、教室だけでは入りきれないせいか、体育館も試験会場になります。

運悪く、体育館で試験を受けることになった場合、娘が寒い思いをする可能性があります。

浦和明の星女子中学校の出願は、以前は指定された日に学校に直接出向き、受付順に受験番号が発行されました。受験番号の若い子は教室受験、番号が後の方になると教室に入りきれず体育館受験になりました。

つまり早朝の出願に出遅れ若い受験番号が取れないと、試験会場は寒い体育館になってしまうのです。学校側も早朝から寒さ対策をしてくれるものの、体育館は大きい空間のせいか暖まりにくいようです。体育館受験で風邪をひいてしまったという話を何件か聞きました。

現在、願書は12月中旬~1月上旬の郵送受付に変更になりました。受け付けた願書はどんな風に受験番号を割り振っているのかわかりませんが、届いた順に割り振っていく可能性も高いと思います。

受験する予定があるなら、願書が受付初日に学校に届くように出願し、少しでも若い受験番号をゲットする可能性にかけてください。

女性のイラスト本番当日、人に飲まれないように

試験当日は、駅から多くの親子連れが足早に学校を目指します。学校には受験生とその親はもちろん、門から校舎入り口まで、早朝から場所取りをした塾の先生方がぎっしりと並び激励してくれます。この光景を目の当たりにすると、本人はもちろん親もよいよ本番だという緊張感が高まります。12歳の娘は圧倒されて気後れするのではないかと心配になりました。

以下の映像は、中学受験専門個別指導塾の中学受験ドクターが掲載している浦和明の星女子中学校の入試当日(2016年1月14日)の朝の風景です。ご参考までに親子でご覧ください。(1分)

【出典】https://www.youtube.com/watch?time_continue=23&v=yQMdLiZKmzE

 

女性のイラスト試験当日の朝を穏やかに迎えるためには

浦和明の星女子中学校の最寄り駅はJR武蔵野線東浦和駅。郊外なので広大な敷地にゆったりした校舎が立ち並び、環境は非常にすばらしく、都内の学校にはない開放感があります。

ただ、都心からは少々距離がある上に、電車の本数も少ないので学校までのアクセス時間をよく確認し、試験当日はゆったりした気持ちで到着できるように準備しておきましょう。

遠方の方は、可能なら前日にホテルに宿泊することをお薦めします。

真冬の朝、雪が降ったらとんでもないアクシデントに見舞われるかもしれません。もちろん電車が遅れたら、学校は試験時間を繰り下げるなどの対応をとりますが、試験会場に到着するまでの子どもの精神的肉体的疲労を考えると、間に合えさえすれば、いつも通りの力が発揮できるというものではありません。

学校に着いた頃には疲れてしまって、思う存分に力が発揮できず合格を逃してしまった。体調を崩してしまい、1月後半は予定していたことができなかったお友達もいました。

学校から徒歩圏内のホテルに宿泊するのが理想ですが、残念ながらホテルがありません。仕方がないので、なるべく移動距離の少ないホテルを探しましょう。

浦和明の星女子中学校の最寄り駅は、武蔵野線の東浦和です。東浦和から武蔵野線に一駅のって南浦和駅、南浦和駅から京浜東北線に一駅乗って浦和駅が大きな街です。このあたりのホテルを利用するのが無難だと思います。下の地図の赤丸が駅、青四角が浦和明の星中学です。位置関係がイメージできましたか。

浦和明の星周辺地図

 

娘が受験した際には、JR京浜東北線の浦和駅から徒歩7分ほどにある浦和ロイヤルパインズホテルに宿泊しました。前夜は外に出たくなかったので、ホテル内にゆっくり食事できるレストランがあって落ち着いたホテルを選びました。
チェックインの時、受験生なのでホットアイマスク(目の上にのせるとやんわり温かくなってリラックスできるアイテム)をプレゼントしてくれました。

浦和明の星女子中学校までは、浦和駅–(京浜東北線)–南浦和駅–(武蔵野線)–東浦和駅の電車移動10分~15分と徒歩10分ほどの距離です。試験当日は、幸いにして天候もよく、ダイヤの乱れもありませんでした。しっかり睡眠時間をとり、ゆっくり朝食を食べ、心身ともにゆとりをもって会場入りすることができました。後日、合格を頂き、2月1日第一志望校の女子学院入試に向けて、幸先のよいスタートを切りました。

同じ浦和駅には、更に駅に近い浦和ワシントンホテルもありました。あまりに駅に近いのでうるさいかなと思ったので予約しませんでしたが、よくよく考えてみればホテルの中に入ってしまえば、外の喧騒などは聞こえないですね。

また乗り換えが面倒なら南浦和駅にはホテルニュー埼玉があります。南浦和駅なら、浦和明の星女子中学校の最寄り東浦和駅まで武蔵野線で一駅5分の移動です。距離的には魅力的でしたが、朝食の写真がいまひとつだったのでやめておきました。朝はガッツリゆっくり豪華な朝食にしたいと考えたからです。

女性のイラスト名物先生

これは余談ですが、浦和明の星女子中学には、とても穏やかで好感のもてる名物先生がいらっしゃいました。お名前も役職も忘れてしまいましたが入試担当の先生です。学校説明会には必ず登場し、丁寧に常に変わらない笑顔で学校のことを話してくれました。

入試当日は、控室の講堂に座りきれないほどの保護者を前に、ご自身のある縁について話してくださいました。ほとんどの受験校は、保護者は控室で長時間どんより静まりかえった重い空気の中で子どもを待つことになりますから、非常に珍しいケースだと思います。

その話の内容は、何年も前に浦和明の星を受けて不合格になった子が、他の学校に入学したにも係わらず、時々その先生を訪ねて遊びに来てくれるというもの。部活のこと、入学した学校のこと、いろんな話してくれたそうです。

校内に他の学校の制服を着た生徒がいるので、まわりの生徒や教職員に不思議に思われていたそうです。しかし、その関係は社会人になっても続き、やがてその子は母となり、その先生が子どもの名付け親になったそうです。

浦和明の星中学の周りはほとんど田んぼで、駅周辺に多少お店があるくらいです。ほとんどの保護者は行き場がないので講堂で子どもを待つことになります。保護者を退屈させない、先生のおもてなしだったのでしょう。

1月受験男子の代表格「渋谷幕張中学校」を受験した時の様子↓をご紹介しています。

1月受験がなぜ重要なのかをご紹介した記事↓もご覧ください。

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