SAPIX(サピックス)αクラスの先生は社員で、下のクラスはアルバイト?

塾はボランティア活動ではありませんから、経営が成り立たないとやっていけません。サピックスに限らず、塾には社員もアルバイトも在籍しています。

女性のイラスト塾経営は、ボランティアではない!

サピックスは、各校舎の成績上位2割程度をα(あるふぁ)クラスといいます。校舎の規模によってαクラスの数は異なりますが、どこの校舎にも必ずあります。 ママ仲間の話題に、

「サピックスはいいとこ狙い(御三家もしくは御三家に追随する学校合格)の塾なのでαクラスに入らなければ意味がない。αクラスは社員が教えているが、下のクラスはアルバイトが教えていて力を入れていない。」

という噂を聞いたことがあります。しかし、私はこの発言にふたつの疑問を感じます。

ひとつめ、サピックスはいいとこ狙いだけの塾か?
ふたつめ、下のクラスはアルバイトが教えていて力を入れていないか?

直接サピックスに確認したことはないので、知ったかぶったことは書けませんが、では、

他塾は、いいとこ狙いの合格は考えていないか?
他塾は、講師はすべて社員か?

答えは簡単です。素人でもわかります。
どこの塾もボランティアで活動している訳ではありませんから、経営が成り立たないことには、子どもたちに教えることはできません。そのためには、社員も在籍し、必要に応じてアルバイトも雇っていることでしょう。

児童の家庭からメチャクチャ高い塾代を徴収して、すべて経験豊富な社員だけで固めて経営する方法もあるでしょう。しかしそれでは、家庭の負担が大きくなってしまい、なかなか児童を集められません。どこの塾もコストを抑えつつ、質を高くする努力をしているはずです。

何より合格実績こそが絶大な宣伝効果があり、たくさんの児童を集めることができます。だから、塾ならどこでも頑張って上位クラスに食らいついてくる子ども達に力が入るのは、紛れもない事実です。
どこの塾も上位校への合格を狙っています。どこの塾もなかなか成績が伸びない下のクラスの子も少しでも上位校に近づけるように指導し力を入れています。

サピックスのαクラスを受け持つのは社員かもしれません。でもそれは、上位クラスの残す実績を期待して、どこの塾も同じような対策をしているはずです。サピックスの下のクラスはアルバイトかもしれません。それも他の塾でも同じような対策をしていることでしょう。社員とアルバイトのやりくり、サピックスだけではなく、どこの塾にも共通の課題です。

女性のイラスト塾講師がアルバイトか社員かは関係ない

ところで、社員なら頼りになる先生で、アルバイトは頼りにならないか?

また経験豊富な先生は、必ず社員か? 息子が5、6年生の時に受け持ってくれたサッカーコーチは、7年ほどサピックスで国語の講師のアルバイトもしていました。自身は現役の法科大学院生で、サッカーコーチと塾講師のアルバイトを掛け持ちしていました。

彼はまぎれもないアルバイトですが、サピックスでαクラスを教え、保護者会では国語科の教師として親向けに話をするほど責任ある仕事を任されていました。新入社員には研修も行っていたそうです。

彼に国語を教わったことはありませんが、サッカーコーチとして、子どもが大好きで面倒をよくみてくれました。子ども達にも人気があり、練習後はいつもじゃれ合ってました。

塾の講師が社員かアルバイトかが問題なのではなく、一生懸命に子どもたちに向き合って取り組む先生かどうかがポイントです。でも、もっとも重要なことは、別にあります。最後にご紹介します。

以前、わが家の息子の成績が下から5つ目のクラス(全部で25クラスあった)まで落ちた時、
「Eクラスは消しゴムを投げて遊んでいる子、まったく違う方向を向いている子、上のクラスとはぜんぜん違う。」
と話してくれました。

息子には、Eクラス担当の先生の善し悪しまではわからなかったようですが、子ども達の勉強する姿勢は、上のクラスとまったく違ったようです。子どもながらに
「あのクラスは嫌だ。次はちゃんと勉強して、もっと上のクラスに行く!」
と宣言してくれました。すぐに上のクラスに行けた訳ではありませんが、少しずつ上下動してがらクラスを上げていきました。
下位クラスも、先生の力量で子ども達のやる気を引き出す努力をしているとは思いますが、まずは子どもの意識改革が必要なのだと感じました。

親が行けと行ったからという理由で、いやいや塾に通っているようでは意味がありません。学ぶ気もない、目標もないでは、お金の無駄遣いです。社員かアルバイトかを心配するよりも、まずは子どもの意識改革が重要です。本人にやる気があり、正しい勉強方法を実戦すれば、時間はかかっても必ず成績は上がっていきます。

「やる気を引き出し、勉強方法を教えるのが塾だろう。」

と聞こえそうですが、塾に行く目的や意義、まずは家庭で子どもに理解させてから塾に送り出しましょう。これがもっとも重要なこと、親の責任です。
充分に本人のやる気を引き出せないまま通塾することになってしまったら、塾の力もかりて、家庭でも本人の気持ちを引き上げる努力を怠らないことです。「
塾に通っているのに成績が上がらない、親のすべきことは?」こちらの記事↓もあわせてご覧ください。

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