受験は子どもを成長させる

小学生は、学校の勉強で忙しすぎることはありません。時間的に余裕があるので、何かひとつ目標に向かって取り組む経験をするにはもってこいの年齢です。

女性のイラスト目標がないってつまらない

中学受験は、目標を持って取り組むことを学ばせるには、うってつけでした。小学生時代にひとつ一生懸命に取り組ませる経験、与えてあげてください。

息子は受験が終わって中学入学までの2ケ月間、久しぶりに時間にゆとりができました。あんなに学校と塾と宿題に追われていたのが嘘のようでした。ある日、

「目標がないってつまらないね。」

と言うのです。勉強に追われる厳しい生活でしたが、目標を持って取り組む経験は充実していたことを本人が実感したのです。私はこの一言を聞いた時、中学受験は大成功だったと思いました。

女性のイラスト小学生時代はスポンジのように吸収する力がある

受験準備の小学校生活後半は、学校、塾、宿題と大人も顔負けなほどの忙しい生活でした。あまりにタイトすぎて、息子に対して
「好きなサッカーを取り上げてまで、中学受験
をすべきだったのか」
「第一志望校に合格できなかったら、この子はどんなに落ち込むだろうか」
と親として迷いがあったことも確かです。もちろん子どもの前では、そんなそぶりはおくびにも出しませんが、小学生の本来あるべき姿ではないかれしれないと思ったこともありました。

しかし、終えてみれば、受験によって息子は大きく成長しました

学習習慣がついた!
目標に向かって努力する楽しさを覚えた!

今の世の中、情報が氾濫し、小学生もたくさんの楽しい誘惑を知っています。しかし、親がやらせたいと思うことに応じてくれる最後の年齢でもあります。この時期に、何かを我慢して目標に向けてやりぬく経験、今を逃したら、もうできないかもしれません。幼稚園児では幼すぎて、経験として実感できません。中学生になってしまえば、親の助言など届かない年齢になってしまい、逃げ道も知り楽な方に流されがちです。

小学生は、好奇心いっぱいの年代です。興味のあることならスポンジが水を吸うように吸収してくれます。我が家は、中学受験でしたが、ピアノ、野球、サッカー何かひとつ夢中になることを見つければ一生懸命に取り組みます。辛かったり、我慢したりすることも親が応援すれば頑張り続ける純粋さがあります。我慢や努力、成長してからでは身につきません。

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