小学校低学年に子どものやる気を育てるには、ママの褒め言葉が何よりもの特効薬!! どんな風に褒めたらいい?
親は〇つけ職人になるべし
小学校低学年の頃の子どもは〇が大好き。
「これやったよ。」
とプリントなどを見せてくれた時、正解には〇を、何かしらいいところを見つけて〇をあげると大喜びしてもっと〇をもらおうとします。
いつもより綺麗だからとか、昨日よりよくなったことを褒めてあげ、大きな花丸にしてあげると一層喜びます。あまりに子どもは何度も言ってくるので、大人はちょっと付き合いきれないと思うこともあるかもしれません。
そこは根気よくたくさん何度でも褒めて〇をつけてあげましょう。何年も続く作業ではありません。一過性のものなので、やる気のための処方箋と思い、とことん付き合ってあげましょう。
反対に×は大嫌い。でも、間違った計算問題に〇をつける訳にはいかないので、そこは何もつけず、
「〇をゲットするには、もう一回チャレンジだ。エイエイオー!」
とエールを送りましょう。大人からみて単純なミスをほんの少し指摘してあげれば、時間はかかっても繰り返すうちに減っていきます。ついつい
「なんでこんな簡単な問題が解けないの? 何回も言ったでしょう。」
と言ってしまいがちですが禁句です。子どものやる気を削ぐだけで、マイナス効果しかありません。
漢字テストなども悪い点をとったからと言って、ガミガミ怒っても子どもの心に響きません。最初のうちは怒られるから、次はいい点を取ろうと思うかもしれませんが、少し学年が上がれば、悪い点のテストは隠す智恵がつきます。
低学年のうちは漢字練習ごっこを一緒にやってあげたり、親子漢字バトルなどをしかけてあげると夢中になります。書けなかった漢字が書けたり、上手に書けたら大いに褒めて大きな○をあげれば、必ず食いついてきます。
漢字は練習しなければ覚えられないけど、練習すれば必ず出来るんだということを覚えれば、自分で取り組めるようになります。
×は将来の財産
子どもは、〇がつく似たような問題ばっかりやって
「ほら、こんなに〇だよ。」
と言って見せに来たり、×がついたらぷりぷり怒って機嫌が悪くなったりします。
できる問題ばかりやっていても次に発展しませんから、初めての問題、できない問題に挑戦する気持ちを育てなければなりません。
×がついた問題に苛立っていたら、すかさず×は進化のためのチャンスであることを教えてあげましょう。
子どもはその時々に生きていて目の前のことしか見えておらず、これから先は長く、新しいことをたくさん学ばなければいけないことは理解していません。間違えた問題に背を向けていたのでは、その先の更に難解な問題に進むことができません。
初めての問題に挑戦したら、勇気をたたえてあげましょう。
カンタンな問題に単純なミスをしたら、次は大丈夫だねと言ってあげましょう。
できなかった問題は、やり直すと次はできるようになることを教えてあげましょう。
出来なかったことをできるように学習することが、一番大切な気持ちだと教えてあげましょう。
大人でも、苦手なことやできないことは後回しにしてしまいがちですが、子どもの時から逃げる癖をつけないように導いてあげましょう。嫌なこと、できないこと、率先してやってみる心を植えつけるのは、とても重要な親の仕事です。