渋谷幕張中学に入学して間もなく、息子は帰国子女枠で入学した生徒達の流暢な英語に圧倒されました。この衝撃は、息子に英語という新たな課題をもたらすこになりました。
見せつけられた英語力
渋谷幕張中学校には、帰国子女枠の入試があります。エッセイや面談などの試験を受け、毎年男女合わせて20数名の生徒が合格しています。英語力の水準は、英検1級レベルと言われており大変な難関です。
渋谷幕張では中学校高校を通して、帰国子女枠で合格した生徒と一般生(帰国子女以外)は卒業まで英語の授業は別々に行われます。ただし、一般生でも帰国子女クラスの英語に入れるだけの実力をつけ、定められた試験に合格すれば帰国生と同じ英語クラスに入ることもできます。
とはいえほとんどの生徒は、中学校に入って初めてABCから教わりますから、現実的にはなかなか難しいことです。しかし、同年代の友達が流暢な英語で話している姿を見るにつけ、非常に刺激を受けているようです。
帰国子女同士が休み時間に英語で話していると、まだ英語を勉強していない生徒が、うらやましく思ったり、悔しく思ったりするのも当然です。
英語で談笑して声高らかに笑ったりして、
「今、何て言ったの? 教えて?」
と一般生が聞いた時、悪気もなく、
「何でもないよ。」
と返答されると、わからないから取り残されたような思いを抱いたりするようです。また、子どもがゆえに英語ができることを鼻にかける発言もあるようです。高校生になると、相手の立場や英語以外にできることを認めてあげることができるようになり、そういったこともなくなるようですが。
しかし、自分もあんな風に英語で話したいと、より勉強に励む生徒もいますから、まちがいなくいい刺激になっています。
以下↓の渋谷幕張中学に入学して英語教育に驚いた記事もあわせてご覧ください。
留学したいといい出した13歳の息子
息子は英語を流暢に話せるようになりたい一心で、
「俺、中学で2年間留学する。」
といい出しました。自ら留学のためには何をすればいいか調べたり、代理店に電話をしたりしました。大人は、よそ様の家に、しかも文化も違う、まったく言葉も通じない13歳には過酷すぎるだろうということは容易に想像できますが、13歳の少年には想像もつきません。
息子の希望に従って、いろいろ調べたり、代理店にも足を運びました。
まずは英語の基本的なことを勉強してから留学した方が、より上達するのではないか。
長期休みに2、3週間短期留学に行ってみてから、1年間頑張れそうか考えよう。
海外の学校のサイトで留学生が紹介されている映像を見たり。
自ら調べることによって現実を知り、今すぐにではなく勉強してから行こうと考え直しました。留学はひとまず先送りにしましたが、帰国子女との出会いは、英語に強く興味をもつきっかけになりました。
その後、インターネットで英会話レッスンを受けたり、夏休みには短期留学をしたり、ニュージーランドの留学生のホストマザーになったり、英語の塾にも行き始めたり、すべて本人の希望に従って手伝っています。
本人がその気になると、挑戦したいことを相談してくれます。帰国子女がもたらしてくれた刺激をありがたく感じます。
息子のインターネットの英会話レッスンで実力をつけていった様子、以下↓の記事にご紹介しています。