絶対に忘れてはいけない本番当日の持ち物とは

本番当日の持ち物、受験票に筆記用具、わかっているつもりにならず、経験豊富な塾の指導や受験雑誌などに紹介されている記事などを必ず参考にしましょう。子どもの受験、大人では思いつかない、「えっ、そんなもの?」と思うものがあります。ここでは、わが家で役立ったものをご紹介します。それから受験前夜には、絶対に子どもと一緒に最終確認をしましょう。

女性のイラスト持ち物は親子で準備! 子どもがカバンにつめる!

持ち物は具体的にこの後にご紹介しますが、まずは、意外な落とし穴をお話しします。

初めての入試日には、親子共々緊張しているので2、3日前には持ちものを一緒に確認したり、足りないものを購入したり念入りに準備するものです。

しかし、日をあらためて2校目の受験日、3校目の受験日ともなると緊張感が薄れていきます。親も本人がわかっているからとか、忙しかったからなど確認を怠ったために、上履きを忘れたとか、鉛筆が削ってなかったとか、思わぬ失敗をすることがあります。

2校目も3校目も、準備の段階から最初の緊張感を忘れないこと!

毎回受験日の前日には、親子で一緒に確認しながら、子ども自身に持参するバックに入れさせましょう。よかれと思って親が入れてしまうと、受験会場で本人が、必要なものが入っている場所がわからず、慌ててしまうこともあるようです。

また荷物は、自宅を出る時から本人にすべて持たせましょう。親が持っていて最後に渡すつもりが、うっかり渡し忘れてしまったとか、会場入り直前まで親が付き添えると思っていたのに、思いの他早く

「ここからはお子さんだけです。」

と言われ慌てて荷物を渡し、とびきりの励ましの言葉を用意していたのに、かけてあげられなかったなど、よくあることです。

以下の記事↓は、受験当日のハプニングをご紹介しています。あわせてご覧ください。

女性のイラスト我が家で持って行ったもの

ここからは具体的にわが家で準備したものをひとつひとつご紹介します。


受験票

受験票はいうまでもありませんが、原本の他に1部コピーをとっておくことをオススメします。原本はしわにならないようにクリアファイルなどに入れてバックの出しやすい場所に入れます。

コピーは原本とは別の場所に入れておくと、いざという時に役立ちます。

例えば、受験当日受験票を忘れてしまったり紛失した場合、学校側はすぐに再発行してくれます。学校は慣れていますから慌てなくて大丈夫。その際、受験票のコピーがあれば、事務的作業がスムーズで話が早いです。

時計

当日に気がついたら動いていなかったなどということがないように、数日前には新しい電池に替えておくことをオススメします。

また、万が一時計に不具合があっても対応できるように2つ用意しておくと安心です。ひとつは腕にはめ、もうひとつはリュックやバックのよく見えるところにつけておくと役立ちます。

シャープペンシル

3本くらい。万が一壊れてしまっても他のシャープペンシルがあれば安心なので余分に入れておきます。壊れていないか確認し、芯は折れにくいものを数本入れておきましょう。子どもの筆圧や好みから、太さは0.5なのか、0.7なのか、芯はHBか、Bなのか、相談して選んでおくとよいです。

バラバラにならないように、また机の上で転がったりしないように、鉛筆とともにゴムでとめておくと安心です

基本的にどこの学校も、机の上に筆入れを置くことを禁止しています。必要な筆記用具は束ねておくことをとオススメします。

鉛筆

しっかり削って3、4本用意しましょう。シャープペンシルがあればまず使うことはありませんが、念には念を入れて鉛筆も用意しておく家庭が多いです。

ただ、出題内容によって定規で線を引く必要がある時などは、シャープペンシルより鉛筆の方が書きやすいようです。バックの中で何かにぶつかって折れないように一本一本サックをしておきましょう。

丸軸の鉛筆は転がってしまう危険があるので転がらない六画軸がよいようです。シャープペンシルのところで説明した通り、ゴムで束ねて机の隅におくのが安心です。

消しゴム

使い慣れている消しゴム2、3個。簡単に消える柔らかいものがよいです。転がらないように丸いものは避け、四角いものがよいです。子ども自身の手に馴染む大きさがよいでしょう。

セロハンテープ

受験票は机の右隅において試験を受けることが多いようですが、落ちてしまいやすいため気になります。受験票は、セロハンテープで軽く机にとめておくと落ちる心配がなくて集中力が増します

厚紙

受験会場の自分の席の机がガタガタする場合があります。

机の足が安定せずガタガタすると集中力を欠いてしまいます。席についたらすぐに机のガタつきを確認し、厚紙を足に噛ませて机を安定させるとよいでしょう。厚紙の噛ませ方は、事前に練習しておきましょう。

甘い食べ物

疲れを癒し糖分を補給して、頭の働きをよくするようにチョコレート(ぶどう糖)を持たせましょう

チョコレートは癒しにもつながり小学生には良い食べ物ですが、もっとも効果的なのはぶどう糖です。コンビニなどにぶどう糖とか、グルコースという商品名で売っています。

ぶどう糖は、脳がエネルギーとして利用できる唯一の物質。チョコレートなどの食べ物から摂取した場合、消化吸収後に最終的にぶどう糖に分解されエネルギー源とになりますが、ぶどう糖は素早く分解吸収されます。

また、チョコレートは部屋が暖かいと溶けてしまい、食べにくくなってしまうこともあるので保冷剤と一緒に入れるのがよいかもしれません。キャンディでもよいでしょう。

当日の洋服

余計なことに気を取られて集中力を欠くことがないように、小学生らしく普段から着慣れた服装に限ります。長袖の肌触りのよいシャツなどに羽織もののフリース、柔らかい生地のパンツなどが無難です。小学生とはいえ、何時間も集中すると肩がこるので、締めつけ感がない方がストレスにならないようです。

暖かくて着脱がカンタンな小学生らしい清潔な服装がオススメです。自分だけまわりの子と違う格好をして気後れしてしまうようなことがないようにしましょう。

また、女子は面談のある学校が多いです。その場合は、普段着ではなく、スカートにブレザーなどが一般的です。

面接のある場合、ない場合、試験当日の服装については、以下の記事↓で詳しくご紹介しています。

羽織れる洋服

着脱が簡単な前あきのフリースを用意しましょう。

ニットのカーディガンは少々重く肩こりの原因になるので、暖かくて軽いフリースがお薦めです。部屋の状態によっては、寒い場合もありますし、暑い場合もあります。着脱のカンタンな前あきの羽織ものが便利です。

寒がりなお子さんや体育館での受験のために膝掛けなどを持参して役立ったという声も聞きます。男の子は、膝掛けなど面倒がるので、ホッカイロを持たせるのもよいかもしれません。

マスク

試験当日に限らず、受験生は冬になるとマスクをしていると思います。当日も忘れずに持参しましょう。実際に問題を解く時には息苦しいのではずすにしても、試験会場は大勢の人が集まります。試験は、その日で終わるとは限りません。翌日からの体調管理も忘れずに。

温かい飲み物

教科と教科の間の休み時間に一息つけるように、温かい紅茶に少しお砂糖を入れたものを持参すると、ホッと一息つけるようです。

冷たい飲み物

暖房がよく効いていて喉が乾いた時のために、冷たいお茶も持参することをオススメします。

上履きと靴袋

上履きが必要かどうかは受験校から指示されます。必要な場合、前日に

「小学校から上履きを持ち帰るのよ。」

と本人に伝えておいても忘れるのが関の山。ホームセンターなどで一番安いのを購入しておくと安心です。前日に持ち帰るのを忘れたわが子と

「だから言ったでしょ!」

といって喧嘩をしないようにしましょう。前日は心穏やかに過ごしましょうね。また脱いだ靴を入れるビニール袋も忘れないように持たせましょう。

急な頭痛、下痢、喉が痛くなった時のために薬を持たせると安心です

子どもは頭が痛くても薬を飲むのを面倒がることも少なくないので、水無しで舌の上で溶かして飲めるタイプがオススメです。一回分を小袋に入れて、頭が痛くなったら一粒噛まないでなめる、お腹が痛くなったら二粒噛まないでなめるなど、飲み方のメモも添えてあげれば、いざという時に役立ちます。何より

「これを飲めばすぐに直るから心配いらないよ。」

と言って持たせてあげることで、直ったと信じるお守りの役目も果たしてくれます。

雨が降った時の靴下と靴

試験当日、雨や雪が降った場合、靴や靴下を持参し乾いたものに履き替えてから試験に臨みましょう

足元が濡れていては気になって集中力を欠いてしまいます。親が、履き替える入り口まで付き添えるなら、濡れたものを預かれますが、もっと手前で送り出す場合は、濡れた靴や靴下を入れるビニール袋も本人に持たせましょう。大人がどこまで同行できるかわかりませんので、ちゃんと履き替えることを確認して必要なものを持たせましょう。

お弁当

必要に応じて指示があります。午前は筆記試験で、午後は面接の場合などに持参するように言われる場合があります。子どもが元気が出るように好きな食べ物を入れてあげたり、メッセージなどをつけてあげるとよいと思います。

その他指示されたもの

学校によってはコンパスや定規を用意するよう指示されることもあります。指示されたものは必ず確認して早めに用意しておきましょう。コンパスなど、壊れた時のことを考えて二つ用意しておくと安心です。

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