合格=勝者、不合格=敗者ではないこと、子どもに教えましたか?

中学受験の成功とは、第一志望校に合格することだと考えてませんか?   第一志望校に合格できるのは、全体の3割程度、では残りの7割は失敗でしょうか? 決してそんなことはありませんよね。受験体験は子どもを成長させます。もしわが子が第一志望校に合格できなかったら、やるべきことはひとつ!  

女性のイラスト合否がすべてではない、意外に大人がそう思えない

第一志望校の合格は、成功かもしれません。しかし、もし第一志望校、第二志望校に不合格だったら失敗だろうか?

例え、第一志望校に合格しても入学してみたら思っていたのと違っていた、第一志望校ではなかったけど、入学してみたら先生が熱心でとても気に入っているなど、入学後の思いはさまざまです。

失敗とか成功とか決めたがるのは、親かれしれません。

結果はどうであれ、小学生が何年もの間、遊びたい気持ちを抑え、プレッシャーにも堪え勉強してきました。親はもっとできたのではないかと考えがちですが、子どもの気持ちを受けとめ、合否ではなく最後まで取り組んだことに価値があると教えててあげましょう。

もし、希望通りの結果が得られなかったとしたら、一番傷ついているのは子どもです。一生懸命に頑張った子ほど、心の傷も深く肉体的にも疲労がたまっているはずです。

しかし、子どもは結果に大泣きしても2、3日するとケロッとしていて、むしろ

「私が諦めきれなくて・・・」

と母親が結果を長く引きずってしまうという話を、よく耳にします。引きずっても結果はくつがえる訳もなく、何一ついいことはありません。

受験は時の運もあることは、大人ならわかるはず。中学受験は通過点に過ぎず、まだまだばん回の余地はありますから、親が気持ちを切り換え、しっかりリフレッシュして、次にやるべきことや目標を一緒に考えてあげたいものです。

合格=勝者、不合格=敗者ではない!

真剣に取り組んだことが何よりの財産。一般的に成功した時よりも、失敗した時の方が学ぶこと得ることは多いです。受験は、自分なりにやりきったと思えたら成功!  もし自分なりにやりきったと思えなかったら、そこが一番の反省点です。

私の知り合いにも志望校に合格できなかったお子さんがいます。でも、数年後その子達が進んでいった進路を見て、中学受験で得たものが導いているように感じました。下の記事↓でご紹介しています。

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