2月都内受験のための練習として、ほとんどの家庭は千葉や埼玉の1月受験に挑戦します。1月受験の二つの大きな意味をご紹介します。
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場数を踏んで緊張感を和らげる
1月受験の一つ目の大きな意味は、場馴れすること。中学受験は何年間も準備してきたにも係わらず、短期決戦ですべての結果が出ます。やり直しや浪人はありません。第一第二、第三志望校すら落ちてしまった、中には全滅だったという場合もあります。
この結果は12歳の子どもにとって、自分を全否定されたようで相当なショックです。先の見通しがたたない子どもにとって、将来巻き返すチャンスはいくらでもあることを知りません。
そこで一つ目の対策として、1月の千葉や埼玉の入試で、特有の緊張感に飲み込まれないような練習を積んでおきます。場数を踏むことによって、2月にはより平常心で試験に臨める練習の意味があるのです。
1月受験合格の重み
1月受験の二つ目の大きな意味は、合格を手に入れておくこと。都内在住の子であれば、最終的には通学に便利な都内の学校に入学することが多いと思いますが、お試し受験であっても1月校の合格を手にいれておくことによって、2月からの都内入試に精神的余裕をもって臨むことができます。
1月受験を落としてしまい返って2月に悪い影響を与えないように、少し難易度を下げた学校も含めて受けておくなど、疲れがたまらないような日程で2校ほど受験しておくとよいと思います。
2月本番、何が起こるかわからない
万が一2月受験ですべて落としてしまった時、千葉や埼玉の学校であっても通うことになる可能性もなきにしもあらず。いざという時には通える範囲の学校を選んでおくこともお薦めします。
2月に合格圏内を想定した学校を受験するから、1月にそこまでする必要はないと考えるかもしれませんが、2月の第一週の本番さなかにインフルエンザにかかってしまい、本来の実力がまったく出せなかったとか、安全圏だと考えていた学校が具合が悪くて受験できなかったといった想定外のこともおこります。
実際に娘の時も息子の時も、2月本番中、インフルエンザになってしまった子が何人かいました。本番を万全な体制で迎えられるとは限りませんから、ありとあらゆる可能性を想定して準備しておきましょう。
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