6年生の1月は千葉県や埼玉県の入試が解禁となり、よいよ本番だと緊張感が高まります。本番入試、結果発表と現実が目の当たりになりますから、小学6年生の心は張り裂けそうです。こんな時こそ、いつも通りのリズムで生活し平常心を保てるようにしてあげましょう。
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いつも通りの生活リズムを崩さない
年が明けると、都内入試解禁までわずか1ケ月となり尚一層苦しい時期に入ります。
正月気分も束の間、1月には埼玉県や千葉県の入試がスタートします。 多くの児童は、2月の本命校の前に場数を踏んで受験慣れしておくために1月校を平均2~3校は受験します。
1月は通常の学校生活、塾の追い込み、1月校入試もいくつか入ってくるので、非常に忙しく肉体的精神的に追い込まれます。そこで、
本番1ケ月前にもっとも気をつけたいのは、平常心を保つために、いつも通りのリズムで健康に生活すること!
よく母親同士で本番前の1月に子どもを学校に行かせるべきか、休ませるべきかという話題が上がります。
風邪やインフルエンザにかかるリスクを思うと、学校を含め外出はせず、家にいるという選択もあります。
しかし、精神的に苦しい時期に何日も一日中家にいるのは、更に気持ちを追い込んでしまいがちです。学校に行けば、風邪などをもらってしまうリスクはありますが、友達と遊んだりしゃべったりしていい気晴らしになります。
よほど学校でインフルエンザが流行っているなどの問題がない限り、普段通りのリズムで過ごすのがよいように思います。学校に行くためには、朝しっかり起きて一日を過ごすことになるので、生活リズムを健全に保つことができます。
ちなみに塾にもインフルエンザや風邪のリスクはありますが、行かせないという選択はありません。塾は、直前に必要な指導をしてくれるので、きちんと行きましょう。
もちろん、子どもの体調によっては休ませるべき日もあると思います。体調管理は大人の仕事、早め早めの対応が必要です。
基本的に6年生1月は、朝はきちんと起きて学校に行き、塾のある日は塾に行き、いつものリズムのまま試験日を迎えた方が、日頃の力を発揮できるように思います。外の空気も吸い、よく寝てよく食べ、手洗いうがいを念入りにし、まずは心の元気を確保しましょう。
年明け1ケ月自宅勉強していた友達
娘の友達A君は、3学期がスタートした冬休み明けから受験が終わる2月第1週まで約1カ月間1度も学校に来ませんでした。夕方の塾には普段通り来ていたので体調を崩したのではなく、自宅で最後の追い込みをかけていたのでしょう。A君は娘と同じ塾で、常に上位クラスにいる強敵でした。娘は成績で彼に一度も追いつくことなく
「今回のテストも俺の勝ちかな?」
と言われ続けたライバルでした。
それぞれの家庭の方針ややり方、子どもの様子もありますから、一概に何がいいとか悪いとか言えませんが、A君は結果的に第一志望校の麻布中学校に不合格となり、娘は第一志望校の女子学院に合格しました。
入試は運もありますし、彼は私たちの知らない何らかの理由でいつも通りの力を発揮できなかったのかもしれません。しかし、お節介ながら1ケ月もの間の閉塞感が影響したような気がしてなりません。
かかりつけ医の確保
息子のお友達に、本番1週間前に微熱が出て、本番まで学校を休んでいた子がいました。ママがいうには、インフルエンザの予防接種は既に受けたという安心感、熱があったとはいえ微熱だったので、一週間あったら直るだろうと病院にも行かず家で療養していたそうです。
1/31の夕方、よいよ明日が本番という前夜、四谷大塚恒例の結団式に出席したそうです。結局、2/1の夜にひどく体調を崩し、2日は受験できず、3日以降体調不良のまま来る日も来る日も保健室受験をしたそうです。
日頃の力が発揮できないため合格がもらえず、結局、1月5日に受けた学校から合格を頂いたそうです。
その間、病院に行ってインフルエンザだということもわかったそうです。後になって微熱の段階で病院に行っておけば良かった、1/31の結団式も欠席すれば良かったとママ友は非常に後悔していました。
体調がすぐれないなと思ったら、普段とは違いますから早めに学校を休ませ、医者に受験を控えていることを含め症状などを相談したらよいと思います。
病院に行くと病気をもらいそうで心配なら、日頃から信頼できる小児科や耳鼻咽喉科の先生を見つけておき、電話でも相談できるような体制を整えておくと安心です。