朝起きたらテレビをつける。帰宅したらテレビをつける。もちろんご飯を食べるのもテレビを見ながらという家庭がほとんどだと思います。しかし、テレビを消してみると、四六時中テレビをつけたまま生活することは、想像以上に時間を無駄にしていることに気がつきます。
テレビを消すと会話が増える
娘が小学校に入る時に配布された生活指導書(?)のような資料に、小学生になるにあたって、挨拶をしっかりする、朝食をしっかり食べるといったことがいくつか書かれてた中に、ご飯を食べる時にはテレビを消すという項目がありました。
思えば無意識のうちにテレビに子守をさせていたと反省し、それからは努めてテレビをつけないようにしています。
テレビを消すことによって、どんな効果があったか、
子どもが学校であったこと、嬉しかったこと、友達のことなどを話してくれます。テレビがついているとそっちに気をとられてしまい、些細な一日の出来事など忘れていて話してくれません。
小さいうちは比較的ママに一生懸命におしゃべりしてくれても、年齢が上がるにつれ口数は減っていくものです。
小さい時からご飯を食べながら一日の出来事を話すことが当たり前になっていれば、子どもが成長しても、その習慣は続きます。家族の会話の時間、成長とともに減少しますから努めて確保しておきましょう。
小学生はリビンクで勉強するのが効果的
小学生のうちは、リビングで勉強する子がほとんどです。母の息づかいや姿が感じられると安心するのと、自分を見ていて欲しいという気持ちがあるからだそうです。
疑問に思ったことも、すぐに質問できますし、大人もすぐに答えてあげることができるというメリットもあります。
大人は、子どもが部屋で静かにしていたら、よく勉強しているなと考えがちですが、部屋を覗くといつもマンガを読んでいるとか、ゲームをしていたとか、寝ていたなど、よくあることです。
小学生に学習習慣をつけさせたかったら、リビングで勉強させることです。
リビングにテキストや紙が氾濫して片づきませんが、ほんの数年のことです。多少散らかっても目の届くところで、本を読む、宿題をするなどの時間の使い方を習慣化しておきましょう。突然、
「さあ今日からテレビは1時間までね。早く消して勉強しなさい。」
と言ったところで親の思い通りにいきません。もし、テレビの前に釘付けな生活をしているなら、早い段階で改めておかなければ、大きくなってからでは修正できません。
過去に「リビングで勉強する子どもはなぜ成績優秀なのか」という本が出版され、話題になったこともありました。
以下の記事に↓ご紹介していますので、ご覧ください。
大人でもテレビをつけたままする作業は、知らず知らずのうちに生産効率が落ちています。是非、一度テレビを消すことを意識してみてください。
テレビを上手に利用する
ただ、テレビを一切見るなということではなく、ダラダラと四六時中つけたままにせず、上手に活用したらよいと思います。
すばらしい番組もたくさんありますから、子どもが好きな番組や家族みんなで楽しみにしている番組など、一週間のうちに何本か見る番組を決めておくとよいと思います。
宿題を片づけたら録画した番組を見ようねとか、番組が始まる前までに仕上げてしまおうねとか、時間にメリハリをつけて利用したら、やらなければいけないことにも集中できます。
親がテレビ好きであれもこれも見ているという家庭では、子どもも学校から帰ったらテレビの前を動かないというケースをよく聞きます。
子どもがテレビばっかり見ていて何もしないと嘆く前に、親のテレビ習慣が遺伝していないか見直してみましょう。