親の年収は子どもの成績に影響するか?

教育費がないことには、子どもに好きなことをさせてあげられないのは事実ですが、お金さえかければ、成績優秀者に育つかというと、必ずしもそうではないと思います。

女性のイラスト子どもは親の係わり方で伸びる  

娘と息子の成長とともに、何人もの同級生やお友達とつきあって思うことは、子どもにいくらお金をかけたかよりも、親が子育てにいかに熱心に係わったか(過干渉はダメですよ)によって、子どもの好奇心ややる気の育ち方が変わるように思います。

大金をはたいて塾に通わせたり、高価な教材を買い与えるだけでは、子どもは効果的に活用することはできません。いつも身近な大人が目をくばり、利用方法や使い方をフォローしてこそ、成果は上がっていくように思います。

娘や息子の友達の中に、早くから塾に通ったり家庭教師をつけても、本人のやる気が育っていないせいか、ただ通っているだけという子がいました。

しかし、お金に余裕がなければ、教育費にあてられないのも事実。

収入に余裕があって、子どもの教育に回してあげるゆとりがあるにこしたことはありませんが、投資した金額以上の成果を生むには、親の努力が必要です。親が難しければ、祖父母や地域のサービスなど頼れるものは使って、大人目線で見守ってあげることが重要です。

高額な学習塾に通わなくても、書店で購入した問題集を競争しながら解いてみる、ことわざを覚えるゲームをする、学業に限らずサッカーにしても親が熱心なほど、子供も夢中になります。もちろん、子どもがやりたいことと、親がやらせたいことがかけ離れている場合は、無理強いしてはいけません。子どもの気持ちを尊重しながら、興味を持ったことにトコトンつきあってあげればよいのだと思います。親は係わることによって、子どもにしてあげられることもおのずと見えてきます。

女性のイラスト親の仕事は子どもの好奇心の相手

子どもは生まれながらにして好奇心をいっぱい持っています。小さい頃は、絵を書く、ボールを蹴る、はさみで切る、草花を取ってみる。

その時々の年齢に応じて親がたくさんの機会を与えたり、相手をしてあげると、張り切って多くのことに取り組み、いろんなことを吸収します。好奇心が育てば、やがて親の手を離れても自分で取り組めるようになります。

子どもは最初は熱心に取り組むかもしれませんが、何をやっても必ず壁にぶつかります。そんな時、親のアドバイスや励ましがあれば、努力したり続ける根性を学びます。

親が仕事や生活に追われ時間にゆとりがないと、必ずしも思い通りに子どもの相手をしてあげられないかもしれませんが、長い時間つきっきりでなくても、密度の濃い時間を作り、常に応援している姿勢を伝えてあげればよいと思います。

子どものやる気は、いくら子どもにお金をかけたかではなく、親がどのくらい一緒に楽しめたかによって差がつくように思います。

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