小学生は親に認めてほしい気持ちが強い
リビングで勉強する子は、疑問に思ったことをすぐに親に質問できる、親の姿が見えるので安心する、親とのやりとりの中で知識が定着するなどのメリットがあるそうです。
親も子どもの様子が見えるので、課題につまずいているようならヒントを与えたり、疲れたようなら温かい飲み物で一息つかせたり、眠そうなら時間を区切って仮眠させることで時間を効率よく使うことができます。
幼いうちは、本人も勉強方法がよくわかりません。わからないことを調べる方法を教えてあげたり、ノートの使い方、資料のファイル方法、目が届くところにいれば、ちょっとしたアドバイスをしてあげることができます。
何より家事の手を休め時々覗き込んでは、
「キレイに書けてるね。こんなことも知ってるんだ!」
などの声がけで子どものやる気が持続します。小学生ならママを驚かせてやろうと頑張る健気さもあります。この気持ち、もう少し大きくなると消滅しますから、小学生のうちに大いに活用してその気にさせてあげましょう。
できないことを指摘したり、解説する口調が強くなったり、こんなこともわからないは禁句です。あまりに簡単な問題ができないと、つい口をついて出てきそうな言葉ですが、否定的な親の発言は百害あって一利なし。子どもの気持ちにプラスに作用することはありません。
「こんな風にしたら出来るよ、今日できなかったことは明日もう一度挑戦したらできるよ。」
と肯定的なアドバイスを言ってあげることで、次につながります。
しかし、子どもがリビングで勉強するとテキストなどの紙があふれ片づきません。勉強机も置くとなると狭くなります。テレビをつけたり、電話さえも気が引けます。下の子が小さく邪魔をしてしまうかもしれません。
しかし、時間と空間を整えてあげるのは大事な親の役目です。
目の届かない子ども部屋で何してる?
ありがちなのが自室で勉強させると、覗いてみたら寝ていたとか、マンガを読んでいたとか、ゲームをしていたとか誘惑に負けがちです。娘の友達の弟は、親によく
「部屋で勉強しなさい。」
と言われたそうです。そのため弟は自室にこもっていることが多かったそうです。親は
「よく勉強しているのに、なかなか成績が上がらないのはなぜかなあ。」
と夫婦で話していたそうです。姉だけは知っていました。足音が近づくと、弟は読んでいたマンガやゲーム機を隠し勉強していたふりをすることを。既に中学生の姉は親に告げ口などしません。
小学生が自室で一人コツコツ勉強するのは難しいことを知っておくべきです。