海外在住であっても中学受験は可能
私の知人は、双子の子どもが4年生の時に香港からシンガボールに引っ越しました。当時、香港では四谷大塚に通い、シンガポールでは早稲田アカデミーに通ったそうです。今や日本人がたくさん住んでいる大きな都市には受験のための大手の塾が進出しているそうです。
サピックスもアメリカ ニューヨークにあるそうです。国内で使っているテキストを使い、基本的に国内と同じカリキュラムで授業は行われるそうです。
帰国生や海外生の学習サポートを得意とするene国際部には、アメリカ、アジア、ヨーロッパに複数校あり、インターネット授業も展開しているそうです。
海外生活経験者が中学受験する場合、以下の3つの方法があります。
①帰国子女枠での受験(帰国子女枠を設けている学校に限る)
②一般入試での受験
③両方での受験(帰国子女枠を設けている学校に限る)
受験資格を厳格に規定している学校もあれば、特別に規定していない学校とがあります。
例えば、規定している場合、〇〇年以上海外で生活経験のある者、帰国して〇〇以内であることなど。一方、規定していない場合、海外生活がなくてもインターナショナルスクールに通っていたので英語で受験したいとか、英語に自信があるので帰国枠で受験したいなど、対応している学校もあります。
また、学校によって試験科目が異なります。英語のみの場合もあれば、国語と算数も必要な場合もあります。求められている英語力も学校によって大きな差があります。ホームページ等にも案内されていますが、塾や学校主催の帰国子女枠入試の説明会で確認しましょう。日本にいる祖父母などに聞いてもらえると助かります。
それぞれの家庭の事情、子どもの素質、帰国のタイミングによって、受験方法も変わり、準備内容も変わります。受験は情報戦ですから、豊富な経験のある大手塾に在籍し、対策や指導、情報を得つつ準備するのがもっともが賢い方法だと思います。
入学後の英語教育のチェック
娘の通った女子学院には、帰国子女枠受験はありませんでした。それでも海外生活経験者は、何人か在籍していました。入学後は、海外生活経験者も初めて本格的に英語を勉強するクラスメートと授業を受けることになります。きっと退屈だったに違いありません。もちろん、それを承知で受験していることと思いますが・・・
息子の通う渋谷幕張中学は、帰国子女枠合格者、もしくは帰国子女枠と一般入試両方の合格者が毎年何人かいます。帰国子女枠受験合格者は、英検1級レベルの英語力を持っていますから、高校卒業まで一般入試で合格した生徒とは英語は別の授業です。入学当初からよりハイレベルの英語カリキュラムが用意されています。
既に英語力がある生徒にとって、入学後の英語教育のあり方は、更に伸ばす授業が受けられるのかどうか非常に重要です。
帰国子女は一般生とは別の英語の授業が用意されているか否か、どの程度英語教育をフォローしているか、きちんと調べましょう。噂やネットの書き込みだけではなく、実際に受験を検討している学校に直接問い合わせれば、詳しく教えてくれます。
また授業だけでなく、海外関係のプログラムをたくさん用意している学校もあれば、ほとんどない学校もあります。せっかく身につけた英語力を更に伸ばす機会を提供してくれる学校がいいですよね。
息子の通う渋谷幕張中学高校の英語教育をご紹介する記事をご紹介します。