日テレ「スッキリ」が特集 ジャガー横田の息子「大維志」君の中学受験

子どもの数は減少しているにも関わらず、中学受験する家庭は、年々増加しているそうです。中学受験は、まだ幼い小学生のチャレンジとあって家族全体の取り組み、それぞれにドタバタ劇があります。2018年度はジャガー横田家の様子が取り上げられて話題になりました。

女性のイラスト人気急上昇「広尾学園中学校」

毎年、関東地区の中学受験の本番1月から2月にかけて、テレビニュースになったり特集番組が組まれたりします。今年(2018年度)、大きな話題になっているのは、女子プロレスラー「ジャガー横田」さんと、医師「木下博勝」さんの息子「大維志」くん。日テレの朝の情報番組「スッキリ」が、2018年9月から翌年2月第一志望校の広尾学園中学校を受験するまで密着取材しました。
広尾学園中学校は、ここ数年、特色ある教育で人気急上昇中、偏差値もぐんぐん上がり難関校です。番組は、随所にプロの家庭教師のアドバイスもあり興味深いものでした。以下のように数回にわたり特集が放送され、公式ページにも映像リンクがありましたが、現在は削除されています。

第1話 偏差値40台からの挑戦!(2018年9月27日放送)
第2話「僕は絶対あきらめない!」(2018年10月25日放送)
第3話 「記号式読解法」で成績を上げろ!(2018年11月23日放送)
第4話 ついに最後の模試…笑顔の消えた大維志君にサプライズ!(2018年12月20日放送)
第5話 第一志望は継続OR変更!?(2018年12月27日放送)
第6話 年末年始関係なし!受験合宿に密着(2019年1月14日放送)
第7話  実際の入試問題に挑戦!  (2019年1月29日放送)
最終回 中学受験が残したモノ (2019年2月11日放送)

主人公の「木下大維志」くん、中学受験に挑戦する目的は、将来、お父さんのように医師になりたい、中学校に入ったら女の子とつきあいたいという思いからだそうです。不純な動機が可愛いですね。思うように志望校合格に成績が届きませんでしたが、最後まで弱音をはくこともなく勉強に邁進していました。
特集番組に出演することも、親子でよく相談し、断っていいんだよと話したそうですが、本人が受けたいということで始まったそうです。

本番直前1月29日(火)5時からのラジオ文化放送「おはよう寺ちゃん活動中」の中で、レギュラー出演者、木下博勝先生が、息子は受験が目前に迫り、プレッシャーに押しつぶされそうになっていると話していました。

今まで一度もなかったのに、ある日、塾から泣きながら電話してきたことがあったそうです。心配になって、お昼にどうにか時間を作り息子のところに行き、お昼ごはんを一緒に食べたそうです。親として自分の経験談や、受験は自分に勝つこと、自分のために頑張るようにと話してあげたそうです。テレビで放送されていることもあって、回りの方々に応援してもらえるのは嬉しい反面、やはり重圧に感じていたそうです。そんな中、本人が
「家族って本当にいいな~、ありがとう。僕は家族が好きなんだなあ。」
と何度も繰り返し言ってくれたことで、木下先生は
「受験は勉強ばかりを詰めこむばかりでなく、人間として成長できるんだなあ。」
と気づいたそうです。

結果的に第一志望校には不合格だったものの、医学部をもつ有名大学の附属中学校2校に合格したそうです。

受験終了後2月19日(火)5時からのラジオ文化放送「おはよう寺ちゃん活動中」の中では、父親である木下先生は、こんな風に話されていました。

「9月から番組がスタートしましたが、当初は批判の雨あられでした。なんで、子どもにこんなことをさせるんだ! 親は何を考えているのか! など。しかし、放送回数を重ねるごとに、批判は減り応援の声が多くなっていきました。視聴率は、番組歴代1位ということで、関心を持って頂いたと思っています。親としては、第一志望校に合格できなかったことも、ひとつの貴重な経験ととらえています。本人は、合格を信じていただけに不合格という結果にぶつけどころのない怒りを持っていました。今はすっかり落ち着き、番組を通して応援してくれた方々に心から感謝していると言っています。まだまだ子どもなのに。人生の中で子どもがこれほど集中して長期にわたって勉強することが可能だと知りました。受験を通して家族の大切さにも気づいてくれました。親の方が追い込まれる面があって、親である僕の方が何回も心が折れそうになりました。もし、受験をするしないで迷っている家庭があったら、僕は中学受験はオススメします。家族が一丸となって目標に向かって乗り越えることは家族の絆を深めます。お金もかかりますが、いい経験になると思います。」

受験を終えて、母親であるジャガー横田さんは「スッキリ」の番組の中で
「そばで頑張っている姿をみる事ができました。受験は、教科書が教えてくれることばかりでなく、感謝の気持ちがもつようになったこと、学ぶ姿勢がついたことなどが一生の宝物になった。」
と話してました。

木下先生の「中学受験はオススメ」の意見、私もまったく同感です。経済的に可能であり、親も応援する気持ちがあるならば、中学受験は親子で取り組む貴重な経験になります。
小学校受験では、子どもが幼すぎて目標に向かって取り組むという実感が本人は持てません。高校受験では、親の意見は耳に届きにくい年頃に達し、既にたくさんの誘惑を知っているため、本人の強い意志が必要です。

「中学受験から得る3つの価値」という記事も合わせてご覧ください。

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