幼児期に算数が好きになる脳を育てるには?

よく「うちの子、算数が苦手です。」という親の発言を聞きます。もしかしたら、それは幼い頃の親の接し方が影響しているかもしれません。そもそも人は生まれながらにして算数的要素を持っているそうです。どうしたらわが子の算数要素を引き出せるか。幼児期の遊びが関係しているそうですよ。

女性のイラスト遊びを通して算数脳は育ち始める

人は生まれながらにして算数的要素を持っていると考えられる理由は、

教えなくても小さな子どもがペットボトルを規則正しく並べたり、鉛筆を持たせると円を書いたりします。それはまぎれもない算数脳なのだそうです。

大人は算数ができる=計算ができると考えがちですが、算数とは考える力を養う教科

遊びの中でお菓子を数えたり、平等に分けたり、石を集めたり、身長を比べたり、パズルやトランプ、積み木で子どもなりに試行錯誤しながら遊ぶことによって、算数脳は育つそうです。また外で遊び尽くすことによって、空間認識力も養われるそうです。

小さい頃に生活や遊びを通して、数えたり分けたり、お絵描きで図形を書いたり、外でブランコまでの距離を感じながら走ったり、石を積んだり、身の回りのものをたくさん使って考えながら遊ぶこと、こんな日常の当たり前のことを繰り返し、たくさん経験することが大事なのだそうです。

女性のイラスト数学者 遠山啓先生の「さんすうだいすき」

もし、わが子が小学校低学年以下でしたら、算数脳を引き出すための教材として遠山啓(とおやまひらく)先生の「さんすうだいすき」を一度ご覧になってみてください。

遠山啓(とおやまひらく)先生は、既に亡くなってしまった数学者ですが、数学教育の改革に大変尽力された方です。詳しい人物像については、ウィキペディアの遠山啓で確認してみてください。

遠山先生の書かれた「さんすうだいすき」は、3歳くらいから8歳くらいまでの子を対象に、絵本から自然にさんすう的な考え方を学べる絵本です。

どの家庭でも子どもが小さい頃は、絵本はたくさん読んであげると思います。比較的物語が多いと思いますが、カラフルな絵を目で楽しみながら、数えたり比べたりするのも新鮮な発見があります。子どもの大好きな一冊になるかもしれません。

全10冊
①どちらがおおきい?
②なかまあつめ
③かずってなんだ?   0から5まで
④わける  まとめる
⑤えあわせ でんこうニュース
⑥かずってなんだ?  6から99まで
⑦くりあがり くりさがり
⑧おおきなかず 100から1000まで
⑨はかってみよう  センチメートル・デシリットル
⑩かけざんをやろう

 

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