本番に絶頂期を持っていくには、最後の仕上げが必要

小学生が何年も頑張った勉強、試験当日に実力を発揮するためには仕上げ作業が必要です。仕上げ作業とは、集団学習では見つけにくい、個々の弱点や繰り返してしまうミスに気づき、きっちり修正する作業です。そのためには何をすればよいか。

女性のイラスト何がいけないのか、自分では気づきにくい

6年生になると演習授業が増えます。問題を解いて、答え合わせをしながら解説を聞く。そこで自分の勘違いやミスに気づき、同じ失敗を繰り返さないようにするという訓練が増えます。

子どもは読み間違えたり、いつもと違う角度から質問されると、理解しているにも係わらず答えられなかったり、得点できるところでミスをすることがよくあります。6年生の最後の仕上げは、その辺りを修正する力が求められます。

子どもはわからないものをそのままにしがちです。
子どもは理解しているにも係わらず、いつもと異なる角度から出題されると答えられないことがあります。
子どもは単純なミスを繰り返します。

演習授業で子ども自ら気づくミスもありますが、更に大人目線でよくみて個々の弱点を指摘してあげることで、繰り返してしまうミスがあぶりだされます。指摘されて初めて「あっ、そういうことか。」という気づき、得点力を上げるには重要です。

わが家は6年生になってからサピックスの個別指導(プリバード)を利用して弱点克服に努めました。授業の中でわからなかったものやテストで間違えた問題を持って行ったり、過去問の解説をお願いするなどして大人目線で弱点を指摘してもらう作業をしました。

徐々に単純なミスは減り、問題を正しく読み取る力も増したと思います。毎回、苦手な単元を持っていっては質問するので、苦手意識が薄らいでいきました。結果、娘は女子学院に、息子は渋谷幕張中学に合格しました。

保護者がよくみてあげるのが理想ですが、定期的に時間をとってみてあげられないようなら、個別指導のプロの先生に相談してみましょう。

通っている塾に個別指導があるなら相談してみましょう。使っているテキストのことも熟知していますし、塾と個別指導の先生との連携もとれるはずです。

わが家は、サピックスの個別指導(プリバード)で、好きな先生を指名して受けました。熱心な先生に会えたことも幸いしたかもしれません。わが家はどう効果的に利用したか、以下の記事↓でご紹介しています。

長い間準備してきたのですから悔いが残らないように、最後の仕上げはきっちりやりましょう。

頑張っているのに点数が伸びない
点数を伸ばすためにするべきことがかわからない
取り組みが続かない

得点が伸びないのには原因があるはずです。本番で少しでも得点力を発揮するためには、うっかりを減らす練習をきっちりしましょう。

合否の分かれ目は、ほんの数点の差であったり、ボーダーラインに何人もの生徒がいることはよくあるそうです。個々の弱点は、集団学習では見つけにくいです。大人でさえ、自分の足りないところに気づくことはなかなか難しいです。ましてや子どもは尚更です。6年生になったら弱点克服につとめ、本番まで取り組みましょう。

本番はあっという間にきます。後になって、そういうことだったのか、知ってたのにと悔いを残さないように、最後の仕上げ作業にきちんと取り組みましょう。

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