「塾なんて大手ならどこも同じでしょ。」は間違い

塾にはそれぞれの方針があり、拘束時間や合格実績、規模、指導方法などさまざまです。大手ならどこも同じということはありません。よく調査しましょう。また、低学年と高学年での塾選びは違います。一度入塾したら、ステップアップの転塾は子供を成長させますが、ステップダウンの転塾はいい結果を生みません。

女性のイラスト低学年は近所の塾、高学年は塾の実力を重視

「大手の塾なら、どこも同じでしょう。だから家の近くがいいわ。」

と言っていた先輩ママがいました。わが家の子どもが小さかったので、そんなものかと疑問にも思いませんでした。

しかし、数年後それは大きな間違いだと知りました。塾によって授業内容、拘束時間、ノウハウ、合格実績などまったく違います。塾選びは、中学受験の結果を大きく左右します。

もし、子どもはまだ低学年だが学校の学習だけでは心配だと考えるなら、面倒みがよく通塾に便利な自宅から近い塾がよいでしょう放課後に遊びたい気持ちを抑えて週に1、2度通塾し、宿題をきちんと終えるという習慣が身につけば目標達成です。

学年が上がり本格的に中学受験に取り組みたいなら、合格実績をよく確認しましょう。まずは家からの距離、費用、拘束時間、合格実績など細かく調べたり、保護者を対象にした説明会に行ってみましょう。実際に通っている人に聞けるなら、様子を聞きましょう。いうまでもありませんが、その意見だけがすべてではないこと、ましてやネット上の書き込み発言は、あまり鵜呑みにせず、実際の塾に足を運び自分の目で確認しましょう。

女性のイラスト母は子どもが発する言葉によく耳を傾けて

塾には、それぞれの方針があります。例えば栄光ゼミナールは、”自分のトップ校へ行こう”とうたっています

わが子と塾の出会いは、娘が小2の頃、栄光ゼミナールの無料実験のダイレクトメールに誘われて行ったのが最初でした。もちろん塾も実験にやってきた大切なお客さんを逃しません。引き続き算数の無料体験授業に誘われました。

「塾って楽しい。通いたい。」

と娘がいうので、反対する理由もなくそのまま入塾しました。

まだ2年生だった娘は、勉強が楽しかったというより、塾に行くと先生たちがたくさん褒めて声をかけて可愛がってくれたのが心地よかったのだと思います。褒めてもらいたくて、宿題もきちんとする、先生の話しもよく聞くという姿勢を育てて頂きました。

低学年の塾通いは、学習習慣を身につけるためにある!

その頃、娘の通っていた公立小学校ではほとんど宿題は出ませんでした。多少出ても、机にきちんと座って少々まとまった時間を費やすようなものではありませんでした。親の前で音読したり、漢字をノート1、2ページに書くといったものでした。

小学校は、担任教師はたくさんの児童を抱え、業務も多岐にわたっています。塾のように一人一人に手厚くかまってはいられないでしょう。その点、栄光ゼミナールは、担当講師もよく電話を下さったり、面談をしたり、子どもの様子を教えてくれたり、些細な保護者の疑問にも答えてくれました。とても面倒みのいい塾でした。しかし、一年近く通った頃、 娘が

「簡単すぎてつまらない。」

というのです。確かに問題を考えぬいて解いているというより、機械的に手作業で解いているように見受けられました。

壁に貼りだされている私立中学校合格者一覧を見ても、まったく聞いたこともない中学校ばかりでした。栄光ゼミナールは、自分の中のトップ校へ行こうという方針ですし、低学年ということもあってか高見を目指すような空気は感じられませんでした。

母として、娘が楽しく通塾していることに満足してぼんやりしていました。 子どもの「簡単すぎてつまらない。」の一言に、次にするべきことが見えてきました。もっとやりたいを伸ばすには、高見を目指す塾を探してみようと考えました。。

大手の塾を中心に、小さな塾までいろいろと調べてみました。大手の塾は、カリキュラムがしっかり組まれていて6年生の本番までに子どもの学力を仕上げていく様子がわかりました。小さな塾にも熱心な先生がいますが、しっかり組まれたカリキュラムは見えてきませんでした。

そこで結果的に、もっとも合格実績をはじき出しているサピックスの入室テストを受けてみることにしました。

サピックスの入室テストについて、以下の記事↓でご紹介しています。

数年後、受験を終えてSAPIX(サピックス)選択が正しかったと考える理由をご紹介しています↓

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