中学受験は、ほとんどの家庭が塾を利用して受験対策を行います。しかし、少数派ですが塾を利用せずに準備する家庭もあります。塾を利用しないで志望校に合格した数少ないお友達をご紹介します。
自宅学習で第一志望校に合格したお友達
塾に通わずして中学受験は成功するか？ 上位校になればなるほど、大手塾の持っている指導力やノウハウが欠かせないように思います。最後まで塾なしで上位校に合格するのは、まったく持って無理かといえば、必ずしもそうとも言い切れませんが、極々少数派です。私の知る限り、塾なしで合格を勝ち取ったお友達は中堅校が多いです。
娘の同級生Aさん、勉強は四谷大塚の問題集を購入し、母親と自宅で取り組み、時々大手塾が実施するオープン模試を受けて実力をはかり、第一志望の東洋英和中学に合格しました。そのママ友は、つきっきりで指導したそうです。
息子が入学した渋谷幕張中学校の同級生B君は、
「うちは自宅のパパ塾だけで渋幕に合格しました。」
とお母さんが教えてくれました。それはそれは毎日パパが熱心に指導したそうです。上位校に合格した人は、この人しか知りません。
息子のサッカー友達のC君は、難関校を狙っている訳ではないので、大手塾の問題は難しすぎると判断し、家庭教師を雇い、第一志望校の傾向と対策を徹底的に指導してもらって合格しました。
もし、塾に通わずに中学受験するとなると、10歳そこそこの子どもは、何をどう取り組めばよいのかわかりません。教材の準備はもちろん勉強の進め方、すべて親がサポートする必要があります。
塾なしは、親の金銭的負担は少なくなりますが、労力は予想以上。親は相当な覚悟が必用です。大手塾の持っている知識や情報、ノウハウもありませんから、相当準備しなければなりません。
更には親は、いつも平常心で教え続けるのはなかなか難しく、子どもが単純な同じミスを何度も繰り返したりすると、つい感情的になってしまい声をあらげてしまいがち。子どもは萎縮してしまったり、親子喧嘩になったり、なかなかうまくいきません。そのため勉強はプロに、時間や生活管理は親というパターンがもっとも効率的だと考えられています。
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