中学受験のための入塾はなぜ3年生2月なのか? それぞれの学年で何をするか?

中学受験するなら、一般的に小3の2月(新学期4年生)から塾に通い始めるのが一般的。その理由はなぜか?  入塾後それぞれの学年で、何をするのかをご紹介します。

女性のイラスト中学校受験塾、新学年スタートは2月

中学受験準備のための入塾は、小学3年生の2月つまり新4年生スタート時がもっとも一般的!

塾では毎年1月末に、その年の6年生のすべてのカリキュラムが終了します。2月1日東京都の受験が解禁となり、1週間~10日ほどで入試は終了します。そして終了と同時に塾の新学期がスタートします。

家庭の方針によって新4年生より前に塾に通い始める子もいれば、4年生、5年生の途中から入塾する子もいます。極まれですが、6年生になって初めて塾に通いはじめるケースもあります。

6年生になる時に一向に上がらない成績に見切りをつけ、中学受験を断念しやめていく子もいます。娘が6年生になった時にサピックス東京校は、23クラスから22クラスに減少しました。ちなみに1クラスの児童数は20名ほどです。

女性のイラスト中学受験準備は、なぜ3年間?

なぜ中学受験は、3年生の2月(新4年生)に入塾するのが一般的なのか。

遊びたい盛りの子どもですから、あまり小さいうちから通塾させると息切れしてしまって続かないという心配。かといって遅い入塾は進んでしまっている学習についていけないという心配があります。

子どもの性格や理解力にもよりますから、すべての子どもにとって3年生の2月が入塾に最もふさわしい時期かどうかは難しいですが、塾の考えるスケジュールは以下の通りです。

一年目(4年生)、塾生活に慣れ宿題をこなすというリズムをつかむ
二年目(5年生)、膨大な量の知識を習得し理解を深める
三年目(6年生)、学習した知識を正しく表現する力(テストテクニック)を訓練する

新4年生で入塾する子がもっとも多いので、このタイミングで入塾すると、みんなと一緒にスタートラインに立ったという安心感もあるかもしれません。

女性のイラスト6年生の本番に合わせてベストの状態に仕上げる

塾では受験に必要な課題をらせん階段を上がるように、学年にあった難易度で何度も取り組ませます。

例えば、算数の速さの問題、一度やっただけでは忘れてしまいますから、4年生の春に基本的な考え方を教わり、次は難易度が上がり夏休み、更に難易度が上がり5年生になる直前にもう一度といった風に繰り返し学習します。更に5年生でも何度か登場し、6年生で完成させる。

塾によって異なるかもしれませんが、サピックスは社会の時事問題や公民を除いて、5年生までに算数、国語、理科、社会4教科すべての学習を終えます。

時事問題や公民は6年生で取り組み、入試直近まで世の中で起こっていることに注視します。

5年生まではインプット、6年生ではアウトプットの期間とし、6年生の年明けに学力も精神力もベストの状態に仕上がるように授業は組まれています

子どもは、理解しているにも係わらず、いつもと違った形で質問されると答えられないことがあります。6年生では前半にたくさんの問題をこなし、いろんな角度や観点から、質問の意図を正しく理解し、正しく答える訓練をします。夏休み以降の後半は過去問にも取り組み、秋からは模試も頻繁に受け、本番に近い経験を積んでいきます。

6年生は、次はよいよ自分だと心して準備している間に、あっという間に過ぎていきます。5年生までに学習内容が理解できているかどうかは、最後の1年をどう過ごすかに大きく影響します。5年生までに学習を仕上げておくべきと考えると、2年前の3年生2月の新4年生スタートの入塾は、悪くないタイミングのように思います。

中学受験は、小学校の授業内容とはまったく異なります。中学校で学ぶことを先取りして学習しています。大人が想像するよりはるかに難解で膨大な学習量です。学習する姿勢の定着、学習内容の理解、正しく回答する力、子どもの習得の早い遅いにもよりますが、一般的に受験準備に3年は必要だと考えられていることは、親は頭に入れておきましょう。

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