その中学校は、保護者とともに子育てする学校か否か

志望校を決める段階で面倒見のいい学校、よくない学校とは、どんな学校のことをいうのか、よく話題に上がります。些細なことがトラブルに発展することなく、学校生活を送るためには、先生が生徒をよく見て気にかけてくれる教育環境があってこそです。

女性のイラストその志望校、親が学校に行く機会は多いですか

授業参観

娘の通う女子学院は、中高6年間に1度だけ授業参観があります。中1に入学して間もない頃の一度きりです。中学校によって、うちの学校も6年間で1回きりだよというママ友もいれば、年に一度あるよという学校もあります。

息子が通う渋谷幕張中学校は、毎年卒業まで春と秋の2回行われます。子どもは、

「見に来ないで。」

なんて言ったりすることもありますが、足を運んで見守ってあげることで、親が自分のことを気に留めているのかチェックしているように思います。

先日、息子の授業参観に行った時、授業中に後ろを向いて親達の顔をチラッと見ていました。目が合ったので、あっかんべ~とサインを送ってあげたら、白けたように表情も変えずに前を向いていましたが、帰宅してから

「○○先生、結構面白いでしょう。」

なんて言ってました。来ないでという言葉とは裏腹に、自分は見守られていると感じているように思いました。授業の様子はもちろん、休み時間の友達との係わり方や、教科ごとの先生の様子もわかります。例え親子で特別な会話はなくとも、集団の中にいる子どもの様子から、いろんなことが見えます。

また、自分の子どもの授業だけでなく、上の学年の授業や帰国子女クラスの英語授業を見に行ったり、学校を知るいい機会です。

当然、親は子どもの学校の様子を見たい知りたいと考えますが、思春期の子ども、いろいろと報告してくれるとは限りません。親が学校に出向く機会を積極的に提供してくれる学校は、家とは違う子どもの姿を知るのにありがたいです。

学校によって、保護者との係わり方は全く違います。志望校は積極的に学校の活動を見せてくれる学校かどうか、よく調べることをオススメします。

 

運動会

女子学院の運動会は、学校の校庭で行われます。娘が入学する前年まで東京体育館で行われていたそうですが、いつも東京体育館を確保してくれた教員が退職してしまい確保できなくなったという理由で、中学一年生の時は近隣の公園施設で行われ、その後は校庭で実施されました。

都心の学校ですから、校庭はとても狭いです。学校は何かと手狭なので、保護者の観戦は在学6年間のうち高3時のみ、しかも、校舎の限られた教室の窓からの見学でした。

窓からは建物の影に隠れてしまったり、木が邪魔したりして校庭全体を見渡すことはできませんでした。全部とはいわずとも、校庭に面している教室をいくつか開放してくれたら、もっとよく見えるのに、生徒の便宜を最優先に考慮し開放しませんと説明されました。

6年間に1度だけ、しかもあまり見えない教室の開放。保護者からは、もっと見やすい教室を開放してほしいと要望が上がったようですが、結局在籍している間は改善されませんでした。

弟の通う渋谷幕張中学は、毎年2日間スポーツフェスティバル(運動会)が開かれます。郊外にある学校なので、都内の学校に比べて敷地も広く、保護者にはもちろん一般にも開放され、受験生らしき親子の姿もあります

仲良しの友達とふざけ合っている姿、パン食い競争や縄跳び、リレー、ドッチボールやサッカーやバスケット、友達との係わり方など、家では見ることのできない成長や、学校生活を楽しんでいる姿に安心します。

面談

女子学院の保護者面談は、年に一度、夏休み中に申込み制の期間が設けられます。しかし、必ず夏休み前に行われる保護者会で、

「面談はよほど相談がある人だけにしてください。」
「今年は夏休み中に校舎に工事が入り場所がないので、どうしても面談を希望する人だけにしてください。」
「英語はレベル別の授業をしているので、担任とはいえ教えていない子もいます。教えていない子のことはまったくわかりません。」

など、毎年なるべく来るなと言わんばかりの説明があります。

6年間の在学中に一度だけ、面談を予定しておいてくださいという趣旨のお手紙を下さった先生がいました。日頃の子どもの些細な行いもよく見ていて、面談では親の知らない学校の様子をいろいろと話してくれました。これぞ一年に一度の教師のつとめ。

子どもや保護者と積極的に係わってくれる姿勢は、親として非常にありがたく感じました。どんな学校に行っても熱心な先生もいれば、そうでもない先生もいるでしょう。

しかし、基本的に教育は学校と家庭で協力して行うもの、年に一度の保護者面談くらいは当然の行事だと思いますが。

とかく受験中は、子どもの偏差値を見ながら、可能な限り偏差値の高い有名校を志望校に考えがちですが、子どもの将来を学校と家庭で作る姿勢のある学校が望ましいと思います。

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